国家財政が破綻する

　社労士登録をした頃、20年以上前、公務員だったから社労士業務はできないのでもっぱら研修、研究会に顔をだした。ある研究会で病院勤務の社労士さんが、うつ病、腎臓障害の見極めについてレクチャーしてくれた。一般に社労士は会社相手の公的保険の手続き代行が収入源だったから、リタイヤ後あるいは病気退職後の個人の障害年金代理などは経験が少なく、皆さん興味深く聞いていた。
　講師いわく、「みんなが障害年金を請求したら国家財政は破綻しますよ」つまり、知らないから請求しないだけでここに膨大なもらい忘れ年金権があるというのだ。いわゆるネット上に障害年金代行があふれかえるのはもう少し後のことである。